【更新日:平成29年9月21日】

背景

 
 「阪神水道企業団 水道用水供給ビジョン」に揚げるように、『安全で良質な水の供給』を持続するためには、「浄水処理等の調査・研究」の推進が必要と考えております。
 企業団と大阪市水道局は、将来に向けた浄水技術開発に対する認識が共通であり、ともに淀川最下流部から取水し、抱える課題においても共通点が多い状況にあります。このことから、共同で浄水技術開発調査研究を実施することで、相互補完による高い相乗効果や費用対効果が得られることが期待されると判断し、平成20年5月、「阪神水道企業団・大阪市水道局技術協力に関する連携協定」および同協定に基づく「浄水技術の共同研究に関する実施基本協定」を締結し、次世代型浄水技術の調査研究を平成30年度までの10年間にわたって実施することとしております。

共同研究の概要

 
 大阪市水道局との共同研究では、広域災害に伴う放射性物質や下水未処理水の流入、オゾン処理による副生成物、微量化学物質の検出等の浄水処理を取り巻く課題へ対応するため、現在の高度浄水処理にかわる新しい最先端の浄水処理技術として、膜ろ過・生物処理・活性炭処理を融合させたシステム(ハイブリッド膜ろ過システム)をメインフローとした研究を実施しているものです。本システムは、現行の高度浄水処理システムに比べシンプルであり、既存構造物の有効活用や運転管理性の向上も可能となるメリットがあると考えております。
 なお、本研究は、国の戦略目標達成に向け新技術の研究を推進していくCRESTの研究領域「持続可能な水利用を実現する革新的な技術システム」の研究テーマに採択され、最先端の研究開発として認められております。

研究フロー



共同研究の目標

 本研究では、地球環境保全に配慮した安全・安心でおいしい水をお届けするという次世代型の都市水道システムの構築を目標としております。