豆知識

使える水は地球上の水のわずか0.04%
 地球上には、海の水、川の水、湖の水、地下水、氷、水蒸気など、合わせて約14億km3の水があるといわれています。これは、約2700mの厚さで地球の表面 を覆いつくす量。しかし、これほどたくさんの水があるというのに、私たちが生活していくのに必要な水は驚くほど少ないのです。地球全体の水のうち約98%が海水で、残りの2%の淡水もほとんどが南極や北極の氷山。私たちが、飲んだり、洗濯したり、農作物を作ったり、工場などで使うことのできる水は、結局約0.04%といわれています。つまり、水も限りある資源の1つなのです。

若さを保つカギは、水補給
 人間の体は体重の60~70%が水分ですが、これは成人の場合。赤ちゃんでは80%以上にもなり、逆に老人では50%位 に減ってしまいます。つまり、年をとるにつれて水分は失われていくのです。体内の水分は細胞に含まれる細胞内水分と、血液やリンパ液などの細胞外水分に分けられますが年と共に減るのは細胞内水分の方。細胞外水分は変わりません。したがって、シワを防ぎ若さと健康を保つためには、毎日1.5リットル以上の水を飲み、つねに体内の水が不足しないようにすることが大切。また、冷水で顔を軽くたたく水パッティングも肌に潤いを与える効果 があります。

薬を水でのまなければいけないのはなぜ?
 薬を飲む時は白湯か水で飲む、とはよく言われていることですが、ついついお茶で飲んだり、中にはビールで飲むなんていう人も。でも、これにはちゃんと理由があるのです。薬によっては、お茶やアルコールの成分と有害な反応を起こす可能性があるから。たとえば、お茶と造血剤など鉄分の入った薬をいっしょに飲むと、お茶の成分の中のタンニンが鉄と結合して、せっかくの薬の鉄分が吸収できなくなってしまいます。また、鎮痛剤や睡眠薬をアルコールと一緒に飲むと、効き目が強く現れすぎて副作用が出ることも。やはり、薬はちゃんと水で飲むのが一番ですね。

日本料理の秘密は水にあり
 かつおぶしや昆布のダシを使い、あっさりと味つけした日本料理。油をあまり使わないことから、健康食として外国からも注目されています。この日本料理の秘訣は、実は水にあるのです。日本の水はいわゆる「軟水」が多く、そのまま料理に使えますが、海外では比較的「硬水」が多いので、水に含まれるカルシウムやマグネシウムがタンパク質を硬く、まずくしてしまうのです。だから、たとえば、日本では米を水で炊いて食べますが、中国やヨーロッパでは油で炒め、スープで炊くような料理法になっています。料理のお国がらも、実はその土地特有の水事情が影響していたのです。

水は、はたらきもの
 水の最も大きな働きは、体内の温度を一定に保つこと。水は周りの温度に左右されることが少ないので、多量 の水分からなる私たちの体は季節に関係なく温度を一定に保てるのです。また血液循環で栄養素や老廃物を運搬する役目も果 たしています。

水分が無くなると大変
 大切な役割を果たしている水分が不足すると、まず、頭痛がし、筋肉が痙攣し、尿毒症を引き起こし、最終的に脱水症状に陥ります。さらに不足すると体温が上昇し、血液が濃くなり、細胞が死に、そして生命が危険にさらされます。このように私たちの生命と深く繋がりのある水だからこそ、小さな配慮を忘れず、いつまでも大切に使っていきたいものです。

水の環境問題
 遺伝子を変異させる物質、ダイオキシン。発ガン性物質、トリハロメタン。このような様々な物質が水を汚染しています。水質汚染によって、私たちの生態系が犯されつつありますがその原因は、私たち自身にあるようです。

水質汚濁の原因とは
 川や海の汚染の約70%が家庭からの生活排水が原因だと言われています。その中でも、台所からの汚染が約40%を占めます。生活排水は下水道で処理されたとしても、元のきれいな水に戻るには、すごく時間がかかるのです。ほんの1ccの油を魚の住める水質までに戻すには、約200リットルもの水が必要だと言われています。人口の増加に伴って、水の汚染と利用量 の増加は避けることができないことです。だからこそ、私たちの手で守っていかなければならないことがあるのではないでしょうか。

私たちにできること
 毎日の生活で水を流しっぱなしにしながら、歯を磨いたり、体を洗ったりしていませんか。洗濯の際、合成洗剤を使わず洗濯せっけんを使用したり、風呂桶の水を再利用したり、工夫次第で節水、環境に対する配慮は十分できるはずです。ひとりひとりの小さな心掛けが水をきれいに保つための秘訣なのです。生命の母である水。その水が私たちの生命を脅かすものとならないよう、いつまでも大切に使っていきたいものです。