水処理のしくみ

琵琶湖・淀川流域では、昭和40年代半ばより水道水のかび臭等の異臭味問題が発生し、ま た、消毒剤の塩素と反応してできるトリハロメタンなどの微量有機物も問題となってきまし た。これらの問題に対し、より安全で良質な水を供給するため、高度浄水処理を導入し、平 成5年7月には猪名川浄水場で淀川水系では初めて高度浄水処理水の供給を開始しました。 その後も順次、施設の完成に伴う増量を行い、平成12年7月には猪名川浄水場で全量高度 処理化となり、平成13年4月には、尼崎浄水場の供用開始により、1日最大給水量1,128,000m 3の全量が高度浄水処理化となったものです。
高度処理の効果としては、(1)かび臭をほぼ100%除去できる。(2)消毒剤の塩素と 反応してできるトリハロメタンをこれまでの3分の1程度に抑制できる。(3)原水中に混 入した化学物質を除去できる。など水道水質の安全性が従来処理以上に高まっています。

高度浄水処理のしくみ《PDF》

淀川から取水され、浄水場に送られてきた原水は、最初に着水井に入ります。あとに続く凝集沈澱池で、にごりを取る処理(濁質をフロックにして沈澱)を行います。次に、高度処理と呼ばれるオゾン活性炭を用いた処理を行います。その後、再凝集混和池でろ過を手助けするため、2回目の凝集を行い、塩素で消毒されます。最後に、ろ過池で仕上げを行います。こうしてできあがった飲水は、浄水池で貯えられ、水道水として、皆さんのご家庭へと送られるのです。

オゾンや粒状活性炭を組み入れた処理方式は、下の図に示すとおりです。